Viscuit(ビスケット)

Viscuit(ビスケット)

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1. Viscuit について

Viscuit(ビスケット)は、メガネ型の部品の上に2つの絵を置いて動かすタイプのプログラミングツールです。多くの命令を組み合わせて作る他のプログラミングツールとは、考え方が大きく異なっています。

Viscuit画面

2. 歴史

Viscuit は、2003 年に当時 NTT の研究所に在籍した原田博士氏によって開発されました。当時は FLASH(フラッシュ)という技術を使って開発されていましたが、2020 年 12 月の FLASH 提供終了にともなって、現在は FLASH 互換環境もしくは追加の技術が不要な環境で動作するようになっています。

3. 特徴

Viscuit はとても変わったプログラミング言語です。多くのプログラミング言語にはコンピュータに指示するための「命令」と呼ばれるものがあり、ひとつの言語にたくさんの種類がありますが、Viscuit の命令は「メガネの左の絵を右の絵にする」のただひとつです。

この 1 つの命令と絵の組み合わせによって、他のプログラミング言語と同じものも作れますし、他の言語だと難しいものが簡単に作るます(もちろん、その逆もあります)。 難しいことをやらなくても Viscuit で絵を描いて動かすだけで十分楽しいし世界が広がります。

4. 利用方法

Viscuit をタブレットで利用する場合は、iPad もしくは Android タブレット用のアプリをインストールします。PC で利用する場合は Viscuit のサイトにインストールしてブラウザで利用できるようになっています。いずれも無償です。

4-1. タブレットで利用する

タブレットで利用する場合は、iPad もしくは Android タブレット用のアプリをインストールします。

4-2. クラウド上の環境を利用する

オンライン版は、Viscuit 公式サイトにアクセスし「ビスケットであそぶ」の下にある「やってみる」と書かれた画像を選 択します。

公式サイトはタブレットでもアクセスできますが、「やってみる」にアクセスするとアプリに切り替わります、アプリが入っていないとエラーになりますのでタブレットでの利用にはアプリが必要となります。

5. 参考情報

公式ドキュメント

公式サイトに Visucit の考え方やこだわりについて開発者である原田博士さんが書かれています。他のプログラミングツールに慣れた方には Viscuit はややとっつきにくい印象があるかもしれません、そんな方は原田博士さんの解説を読んでみると良いでしょう。

関連ドキュメント

こちらのドキュメント(web サイト)は公式のものではありません。最新の情報ではない可能性がありますので、ご注意ください。

書籍

6. よくあるご質問

Q. Viscuit の対象年齢は何歳からですか?

A. Viscuit の対象年齢については公式には記載されていないようです。関連ドキュメントに掲載したリンク先には「4 歳から」とありますが、これでもリンク先の記事を書かれた方の考えでしかありません。

対象年齢は明らかではありませんが、Viscuit が未就学児でも楽しめるプログラミングツールであることは間違いありません。年齢を気にせずに楽しんでみてください。

7. スタッフからのコメント

Viscuit で子どもたち(特に未就学児)と一緒にやっていると、自分の指を見ることが多々あります。なぜ、子どもたちは自分の指を見るのか?ここではその答えをお教えしませんが、実際に子どもたちと一緒に Viscuit を体験して子どもたちの様子を見てみてください。その理由がわかるはずです。