みなさんは、micro:bitを見かけたり使ったりしたことはあるでしょうか?
ここでは、「micro:bitのことは、見たり聞いたりしたことはあるけど使ったことはない」とか、「micro:bitを初めて知った」という方向けに、micro:bitを使ってどんなことができるのか、という話ができればと思います。
まず、micro:bitの写真をのせてみます。
ボタンがついていたり、でこぼこしたところがあったりして、小さな四角い形をしています。
このmicro:bitは、どんなことができるのでしょうか?
micro:bitでできること
まずはmicro:bitで何ができるのかを、「Micro:bit教育財団(マイクロビットきょういくざいだん)のページ」も見ながら、少し書いてみようと思います。
その後に、「micro:bitを使うためのやり方」も書いていきます。
ただし、micro:bitでできることはたくさんあるので、ここではその中のいくつかだけを書くことにします。
動きのセンサー
micro:bitにはいくつかのセンサーがついています。
その中でべんりに使えるものの1つに、「動き」のセンサーがあります。
このセンサーを使うと、「micro:bitを手で持ってふったり、動かしたりしたこと」をきっかけに動くプログラムを作ることができます。
LED
micro:bitには、2つのボタンの間に25個のLEDがついています。
プログラムで、この25個あるLEDのどれを点けるか/消すかを変えることで、数字やアイコンなどの絵のようなものを表示することができます。
ボタン
micro:bitには、プログラムで使える2個のボタン(AボタンとBボタン)がついています。
指でボタンを押す、というのは使いやすくて分かりやすいので、使われることが多いです。
その他のしくみ
micro:bitを使うと、「センサー、LED、ボタン」を使ったものの他にも、明るさや温度のセンサー、つうしんをするしくみなどを使ったものなど、いろいろなことができます。
どんなしくみがあるか気になる方は、このページを見てみてください。
このページを見ていくと、ひととおりmicro:bitで使えるしくみが分かると思います。
●はじめに | micro:bit
https://microbit.org/ja/get-started/first-steps/introduction/
いきなりたくさん書いてあることを読むのはたいへんかもしれない、と思ったら、むりはせずに少しずつ見ていくのもよいと思います。
自分が気になるものを少しずつためしていくのもオススメです。
micro:bitを動かすプログラムを作ってみる
それでは、micro:bitのいくつかのしくみを使うプログラムを作ってみましょう!
プログラムを作るじゅんびをする(MakeCode のじゅんび)
プログラムを作ってみる前に、micro:bit を動かすプログラムを作る時に使う「MakeCode(メイクコード)」のじゅんびをしましょう。
はじめて使うばあいは、このページを見ながらやってみましょう!
●MakeCodeの使い方
https://www.kodomonokagaku.com/experience/programming/1406/
MakeCodeでは、ブロックをくっつけてプログラムを作ります。
LEDを光らせることはできたでしょうか?
サイコロを使ってみる
MakeCodeを少し使ってみたところで、次はMicro:bitきょういくざいだんのページを見ながら、サイコロを作ってみましょう。
LEDを光らせるプログラムを作ったときのように、やってみてください。
まずは、どんなブロックを使うかを見てみて、それとおなじプログラムを作ってみてください。
作るプログラムは、このページの中の「ステップ2: プログラムする」という部分に出てきています。
●サイコロ | micro:bit
https://microbit.org/ja/projects/make-it-code-it/dice/
このプログラムをmicro:bitに書きこんだあとに、micro:bitを手でゆさぶってみましょう。
そうすると、micro:bit をゆさぶるごとに、1 から 6 までのどれかの数字が、LED で表示されると思います。
これでサイコロのプログラムはできあがりです!
このプログラムでは、動きのセンサーの他に「乱数(らんすう)」というしくみを使っています。
この「らんすう」は、サイコロのようにかってに数字をえらんで出してほしいときなどに使うしくみです。
このあとは、この「らんすう」をまた使ってみて、「おみくじ」を作ってみることにします。
おみくじを作ってみる
サイコロのつぎは、おみくじを作ってみます。
さっきも使った「らんすう」を使って、おみくじのけっかを決めることにします。
プログラムをかんたんなものにするために、まずは「当たり」か「はずれ」のどちあらかがでるおみくじにします。
この「おみくじ」のプログラムでは、サイコロのプログラムと少しちがうところがあります。
- 「らんすう」の数字を使って、おみくじの当たり・はずれのどちらを出すかをきめます
- micro:bitのボタンも使ってみます
1つ目のプログラム
それでは、micro:bitをゆさぶったら、当たりかはずれのどちらかが出るプログラムを作ってみましょう!
らんすうのブロックといっしょに、「もし○○なら…、でなければ…」のブロックを使って作ります。
どんなプログラムになるかは、こちらを見てみてください。
おみくじの当たりかはずれかは、LEDで出すアイコンのを使うようにしてみました(当たりはえがおのアイコン、はずれはバツのアイコンにします)。
また、そのアイコンは、少ししたら消えるようなプログラムにしてみました。
おみくじはうまく作れたでしょうか?
このプログラムでは、当たりとハズレはどちらかが出やすいようになっています。
どんな数字が出たら当たりになるか、それともハズレになるか、そして当たりとハズレのどちらがでやすいかを考えてみてください。
2つ目のプログラム
micro:bitのセンサーだけでなく、ボタンも使ってみます。
ボタンをおしたらおみくじの当たり・ハズレが出るようにしてみましょう!
「ゆさぶられた とき」のブロックを、「○○」のブロックと入れかえてみます。
ボタンを使ったおみくじは動いたでしょうか?
この他に、よかったらこんなおみくじが作れるかどうか、考えてみたりためしてみたりしてみてください!
- 当たりが出やすいおみくじ、ぎゃくにハズレが出やすいおみくじを作ってためしてみる
- 当たり・ハズレの2つだけが出るおみくじだったのを、3つや4つのけっかが出るようにしてみる
その他にも、楽しいおみくじを考えて作ってみてください!
micro:bitでできることを他にもためしてみる
micro:bitを使って、サイコロやおみくじを作ってみました。
でも、まだまだmicro:bitでできることはたくさんあります。
Micro:bitきょういくざいだんのページをしょうかいしながら、「こんなことができるよ!」というのを書いてみようと思います。
工作とくみあわせる
micro:bitは、みのまわりにあるアルミホイルやダンボールなどと組み合わせることができます。
ワニ口クリップケーブルというケーブルを使ったりして、工作とくみあわせるやり方をしょうかいします。
●反応ゲーム | micro:bit
https://microbit.org/ja/projects/make-it-code-it/reaction-game/
2人でたいせんができるゲームを作ることができます!
2つのmicro:bitをくみあわせる
micro:bitをもっている友だちといっしょに、2つのmicro:bitを使ったしくみを作ることもできます。 micro:bitのつうしんのしくみを使って、メッセージをおくることができますよ!
●スマイルを送ろう | micro:bit
https://microbit.org/ja/projects/make-it-code-it/send-a-smile/
micro:bitでできることをさがしてみる
micro:bitでできることは、まだまだしょうかいできてないものがたくさんあります。
それをさがすために、micro:bitの本をさがすのもオススメです。
いろいろな本があるので、じぶんが面白そう・楽しそうと思う本をさがしてみましょう!